60歳を超えてからの職探しは大変です。
これまで自分がやってきた仕事と同じような職にはなかなか就けません。
「自分を採用してくれる会社があれば、自分がやれそうな仕事ならなんでもやる」

そんな気持ちで今の会社に入りました。

 

私の子供のような年齢の職場の先輩に教えてもらいながら、今日まで4ケ月やってきました。

これまでの、私の経験や知識から考えると「これ違うんじゃないの」と思うことがいくつもあります。でも、それがこの会社のルールならと受け入れ、そのやり方を覚えようと自分でがんばったつもりです。

 

しかしながら、ここで、あまりにもできない自分を発見してしまいました。
60歳超えましたから、いろいろな衰えがあることは承知していました。その分自分でも割り引いて考えているつもりでした。

さらに、うっかりミスの連発です。

 

自分では覚えようと工夫もしているつもりでしたが、さっぱり覚えられません。

自分の考えに合わないことをやらされているという思いが覚えるのを邪魔しているよにも思えます。

この先、まだまだ覚えなければならないこと、やらなければならないことがあるのに、
現状がこんな調子ではとても勤まりそうにありません。

 

会社をやめたら、すぐに経済的な不安が生じますので、簡単に「会社をやめる」というわけにはいかないのですが、精神的にも一杯一杯の状況です。夜もなかなか眠れない。
だから「会社を辞める」決断をしました。

 

自分のやりたいこと、好きなことなら大変でもがんばれる

 

自分ではやりたいこと(仕事)があります。
でも、この年で、私のやりたいことをさせてくれるような会社がみつかるはずありません。
やるなら個人で始めるしかありません。
経済的不安がどっしりのしかかります。家族も不安になります。

 

でも、これから多くの、新しい知識や技術を習得しなければ勤まらない仕事は私には無理です。回復不可能な身体的衰えはどうしようもありません。

今の自分にできることでがんばるしかないのです。

 

今の仕事、やめてもいい?

 

恐る恐る「会社やめるって言ってきた」と妻に切り出しました。

これまで多少の前振りはしてあるので、驚きはしません。

 

でも、すぐに収入がなくなるわけですから、
「お好きにどうぞ」というわけには当然なりません。

 

現在、我が家は貧乏所帯。
妻のパート代と私の給料しか収入がありません。
幸い二人の息子が家計を支えてくれているので、私の少ない給料でもなんとかなっています。
その少ない給料もなくなるのです。

 

 

「自分の持っている知識を生かした仕事をしたい」

生活のために、わがままを言える状況でないことは十分承知の上で、妻にお願いしました。

 

「自分の持っている知識を生かした仕事をしたい、同じ苦労するなら、
自分がやりたいと思うことで苦労したいんだ。
ただ、これで、お金を稼ぐには少し時間が必要だし、もう少し勉強も必要。

それを承知でやらせてくれないか。」

「それと、勉強するのに費用がかるんだけど」
いいよ!

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