数ヶ月前から、たまに胸が苦しくなることがありました。
それでも月に1・2回なのでそのままにしていたのですが、その症状が最近毎日出るようになり、さすがに「これはやばいぞ」と思い、循環器内科のある病院を受診。
明日CT検査をしましょう
問診の際、
数ヶ月前からたまに胸が痛くなることがあったのですが、ここ数日毎日症状が出ていて、
しかも痛みが以前より長く続くことを話しました。
「狭心症の疑いある」ということで、
心電図
胸部レントゲン
血液検査
検査の結果を見た先生が
「CTを取りましょう」って。
早いほうがいいと言われ、翌日10時の予約。
「朝食は食べないで9時30分に来てください」
CT検査。「今日中に電話します」???
血圧を測ると異常に高い。血圧計の数値は200を超えていく。
3回も計り直して180/100。
心臓のCT検査は初めて。
「息を吸ってー、止めて」
CT検査の途中で
{血圧が高いから降圧剤を入れます}
CT検査が終了したところで先生が
「今日、お時間はありますか」って。
「午後から仕事なので」
次の受信日(5日後)を決めたあと先生が、
「検査の結果が出たら電話を入れるかもしれません。
結果がよければ電話はしません。血圧が高いので、血圧を下げる薬をのみましょう。」
先生から電話が入りました。次の受信日は入院の支度をしてきてください。
夜勤の仕事を終えてスマホを確認(仕事中はスマホを持っていない)すると、
病院の電話番号が着信履歴にありました。
家に帰り、「病院から電話あった?」と妻に聞くと、
「入院だって。今すぐ入院したほうがいいと言っていたけど、
仕事の都合もあるだろうから、次の受信日には入院の支度をしてくるように言っていた。
でもその前に苦しくなったら救急車で来てくださいって」
随分脅すねー
「病名はなんていっていた?」
「狭心症だって」
心配していた(予想していた)結果になってしまいました。
入院前日、胸の痛みが朝と夜2回。ニトロで痛みは収まりました
受信日前日も仕事。この日は早晩。朝出かける前、胸の痛みが襲いました。
強烈な痛みというほどではありません。すぐにニトロを口に入れ、しばらくじっとしていました。痛みがやわらいで来たところで出勤。
仕事中は何事もなく帰宅。
翌日午後受信なので。ちょっと夜更かし。寝る直前にお風呂に入ったのですが、
風呂上りにまた胸の痛みが発生。やっぱりニトロを使いました。
少し胸が痛む状況で布団にはいりました、痛みは収まり朝まで。
ニトロの効き目は確かです。
入院は3泊4日で済みました
まずは外来診察室で先生の説明を聞きました。
CT画像を見ながら、冠動脈の1本に狭窄があり、このまま放置すると心筋梗塞を起こし、命にかかわるとの事。
血管のもっと詳しい状況を確認するには、カテーテル検査が必要なこと
狭窄の状況しだいでは、検査の続きてカテーテル治療ができるので少ない日数で退院できること
はなから先生の指示に従うつもりだったので、言われるままに。
部屋は4人部屋。
私を含め、全員カテーテル検査を受ける人(受けた人)でした。
私の心臓カテーテル検査は入院翌日午後。その日は5件のカテーテル検査があったのですが、私は検査結果によってそのまま治療をするということで、その日一番最後の5番目。
検査・治療は1時間ちょっとで終了
心臓カテーテル検査の部屋に入ると先生を始め10名近いスタッフがいました。
検査台というか手術台というのかわかりませんが、そこに寝かせられました。
顔の上には,心臓の画像を撮る装置がいくつも。
私は腕の血管からカテーテルを挿入しました。腕から入らない人は足の付け根からカテーテルをいれるそうです。その場合には検査後しばらく動くことができません。トイレにもいけない。腕の血管からカテーテルが入れば、それだけでも体の負担が少なくなります。
検査の結果は先生が予想していた通りらしく、
「このまま治療をしましょう」
「お願いします」
冠動脈の細くなったところを風船で広げ、
そこに、「ステント」呼ばれる筒状の金属を埋め込む処置をしました。
検査から処置まですべてが終了するまでにかかった時間は1時間ちょっとでした。
終了したとき、背中に強い痛みを感じていました。
しかし、その痛みも病棟に戻ったときにはなくなっていました。
細い血管の中に管を埋め込む手術が1時間ちょっとの時間で終わってしまうのです。
すごいと思います。
術後何も問題がなければすぐに退院。
私は1日様子を見て、手術の翌々日には退院できたのです。
これで元通りの生活に戻れました。
食事制限もなし.でも健康には気をつけるようにします
退院したその足で「回転すし」に寄りました。
病院の食事はおいしくないですからね。
血圧が高いので、一般的な、食事に関する指導(塩分を取り過ぎない)は受けましたが、
特に食事制限はありません。
その日の夜、ビールも飲みました。まったく問題ありません。
そうはいってもさすがに、これまでのように、好き放題ということにはなりません。
私もまだまだ死にたくはないので、今までより健康を気にかけます。
塩分摂取量がめちゃくちゃ多いと自覚していましたので、まず塩分を半分ほどの摂取量にしようと思っています。
これでもまだ多いのだと思いますが、これ以上だと食事の楽しみがなくなってしまうので。
薬は飲み続けなくてはいけない
今回の狭心症との直接的な因果関係はどうかわかりませんが、血圧が非常に高かったので、
これから血圧の薬を飲むことになりました。
今回の入院は、高血圧の治療のきっかけにもなりました。
入院費用(自己負担分)は約24万円
退院の前日「入院費用はこれくらいになります」と見せられたメモ。
そこに書かれた金額は約24万円。
「こんなにかかるんだ」
退院時に支払わなければならないので、
妻にメール。
「なんとかなる?」
妻「そんなにかかるの、でもなんとかするしかないね」
高額医療費がかかった場合に、一定額を超えた分については支給される制度があることを病院の方が教えてくれました。
ちょっとほっとしました。
10日休んで仕事復帰
退院後1週間ほど自宅で静養して仕事に復帰しました。
仕事に関しても特別な制約はありません。
激しい運動は控えるように言われていますが。
これですっかり元通りの生活に戻ることができました。